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☆Alice's Review☆

  タイニイアリスで上演された作品の劇評たち ―Crazy Tea Party―
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47ENGINE「狂想曲〜ミューズの落とし子たち〜」__明成俊
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      いい作品を創った一人に巨額な褒賞金を与えようと言われてパリの、とあるサロンに集まった芸術家たち・ゴーギャン、ランボー、トルストイ、チャイコフスキー、ブラームス、ゴッホの6人。それに最後に写楽だと名乗る謎の日本人留学生。――ミューズと呼ばれる人物が登場する後半からは、全く関係のないアガサクリスティーの小説「オリエント特急の殺人」をひねったストーリーが混ぜ入れられており、凝った料理のような作品でした。松田環作/原案・演出:47ENGINE。

      最後に、世界に愛される6人の芸術家たちがそれぞれ、芸術に対する悩みや欲望、コンプレックスなどを吐露し、観客に芸術とは何かという問いを投げかけて劇は終わりました。

      劇の前半は6人それぞれのキャラクターを多様なやり方で見せていくことに集中していました。芸術家紹介です。後半はアガサクリスティーの小説「オリエント特急の殺人」のストーリーを基に、6人の芸術家たちのミューズ殺しが描かれていきました。

      なぜミューズを?――それが、芸術家がそれぞれ持っている芸術に対するコンプレックスのせいだったことは、前半があったので、説明抜きで伝わってきました。分かりやすくて良い印象的な手法です。つかこうへいの熱海殺人事件も思い浮かんできました。

    が、しかしその前半、紹介の繰り返しといった感じは否めず、時間を費やし過ぎたように思われました。劇の中心は後半にあったはず、だからです。

     

      俳優さんたちの演技はとても良かったです。芸術家たちがそれぞれ抱えている悩み、そのため互いにぶつかってしまうこともよく表現されていたと思います。あるときは写実的演技で、幻想的なシーンではそれなりの雰囲気で、その交互が劇の魅力を高めました。

     

     最後に。2時間過ぎた公演時間は少々残念でした。劇の伝えようとしていることが素敵だったからこそ、長い時間のマイナスはいっそう大きかったと思います。

    | 劇評 | 04:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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