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☆Alice's Review☆

  タイニイアリスで上演された作品の劇評たち ―Crazy Tea Party―
I.N.S.N.企画 「破産」__明 成俊
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     2014年2月12日、新宿タイニアリスでI.N.S.N.企画の「破産」を観ました。破産状態に陥るかつての有名な作家が描かれていたので、破産とは何か、現実におけるお金の意味について考えさせようとした作品だった――のだろうと思いました。。

     破産状態に陥っているのに絶望の影のない顏で観客に話しかける主人公は、悲劇的状況を喜劇的雰囲気に置き換え、見事なものでした。劇は始終一貫、その流れで進みます。
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    | 劇評 | 06:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    I.N.S.N.企画 「破産」__森 薫
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       作・出演長田紫乃のブログを覗いてみたら文学座演劇研究所の出身とあったし、演出の望月純吉、古本屋と焼肉屋の主人を演じた得丸伸二、出版社の編集者役の浅地直樹も文学座。INSN企画はきっと“新劇”系統の、しかし従来の“新劇”ではない何かに挑戦しようとする人たちの集まりに違いないと、観る前からの期待は大きかった。
       そして実際、その期待は外れず、とても面白く、時間を忘れて観ることができた。俳優はみんな巧かったし、装置も過不足なく落ち着いていた
       とくに面白く、目を惹きつけられて観たのは主人公の作家を演じた いしだ壱成。昔は売れたのに今は仕事なく、マンションの22万円だったか25万円だったか高い家賃や、カードローンの支払いに困って、折角の蔵書を売ろうと古本屋を呼ぶところから始まっていった。
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      | 劇評 | 06:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      「韓国現代戯曲連続上演」/「韓国新人劇作家シリーズ第二弾」__片山幹生
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        ◎6編の小品から浮かび上がる韓国の今
         ネットやマスコミでは対立と憎悪がグロテスクに強調されることが多い日韓関係だが、小劇場の世界の日韓交流はかなり積極的に行われ、充実した成果を生み出している。この劇評では、昨年11月に行われた『韓国現代戯曲連続上演』(こまばアゴラ劇場)と『韓国新人劇作家シリーズ第二弾』(タイニイアリス)の上演作品を取り上げたい。このふたつの企画では、韓国の若手作家の短編戯曲が、異なる演出家の演出によって三本ずつ上演された。韓国の若い世代の演劇の雰囲気を感じとることのできる好企画である。韓国では、いくつかある主要新聞社が主催する文芸賞の戯曲部門で受賞することが、プロの劇作家の登竜門となっているとのことだ。このふたつの公演企画で上演された六作品は、いずれも新聞社の戯曲賞の受賞作である。ナンセンスな不条理劇も含め、どの作品にも現代の韓国社会のリアリティが反映されていた。


        続きを読む>>劇評マガジンWonderland
        | 劇評 | 18:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        モズ企画 韓国新人劇作家シリーズ第二弾__森 薫
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           韓国新人劇作家シリーズ第2弾として「ピクニック」「罠」「変身」が同日連続上演された。

           ひたむきに自分をみつめる視線、真摯(しんし)ともいうべき作と、自分の生きている社会をコミカルに眺める2作と、取り合わせもなかなか良かったし、同時にそれらを演出する3人の、技能も含めて自身や社会を観る目の競い合いとなっていて、興味深かった。

           終演後毎回アフタートークがあり、来日した「ピクニック」の作者がその作品を書くに至った想いを率直に話してくれたし、韓日の演出家たちがそれぞれ作品をどう理解したか質問し合いもあったので、観たものは韓国と日本の相違や類似を考えたり、自分の舞台から受け取ったものと照らし合わせたりできてよかった。


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          | 劇評 | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          劇団アランサムセ「ハモニカ長屋のどぶろくブルース」__帰って来た仕事コナカッタ元声優φ
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             劇団アランサムセの結成25周年記念公演「ハモニカ長屋のどぶろくブルース」(脚本=李英哲、演出=金正浩)が、東京・新宿区の劇場タイニイアリスで上演された(10月24〜27日)。

             劇団アランサムセは、朝鮮半島で祖国統一、反米自主化の機運が盛り上がりを見せていた1988年6月、東京・千代田区の法政大学学生会館大ホールで旗揚げ公演をした後、25年にわたり演劇活動を続けてきた。


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            | 劇評 | 07:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            青羽「そうじゃないのに」&三一路倉庫シアター「結婚」__森 薫
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               この7月、Alice Festival2013のトップを飾ってくれた劇団青羽の李美慶作/金洸甫演出「そうじゃないのに」。象を放ったとの嫌疑で取り調べを受けている動物園飼育係の青年が最後、社会から同じように疎外された父と共にあれあれという間に衣服を脱ぎ捨てて象に変身。それまでの日常が一挙に異次元へと変容したその大胆な手法に驚きました。象に同情することと自分が象そのものであることとは、似ているようで全く異なっており、私たちのヒューマニズムなど何と浅いものだったか考えさせられました。作・演出が自分の伝えたいことを決して押しつけようとせず、伝わる人にだけ伝わればいい、ただ巧く、ただ面白くと創られていたのも、申し分なく良かったです。 
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              | 劇評 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              三一路倉庫劇場 ミュージカル「結婚」__明 成俊
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                 8月15日と18日、新宿3丁目にあるタイニアリスという劇場でミュージカル`結婚`を観ました。
                 個人的には15日の公演が18日より良かったと思います。やはり、ミュージカルというのは他のジャンルより俳優のコンディションが重要なので、初日の方が全体的にコンディションが良かったのだろうと思います。
                 日本の演劇関係の人が、小劇場で行われるミュージカルというものに興味をもって見に来た、発想が面白かったと言っていました。日本では小劇場ミュージカルというものが珍しいジャンルだからでしょう。
                 ミュージカルというジャンルが大衆化され、今ではもう定着したと言っていいと思いますが、小劇場で行われる芝居にミュージカルの要素を取り入れようとする動きは、韓国のほうがより活発ではないかと思いうす。韓国ではこの作品をはじめ小劇場ミュージカルとしてロングランした作品は多くあるからです。
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                | 劇評 | 03:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                三一路倉庫劇場 ミュージカル「結婚」__マナ
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                  「静かに観ているだけでなく」「積極的に参加してくださーい」
                  前説でこんなことを言われたら、思わず身構えてしまう人もいるかもしれない。それも日本語でなく、韓国語でのミュージカルである。
                   しかし本作では概して客席も積極的で、韓国語を解する人が多かったこともあり、観客参加型というより観客一体型ともいえるような、あたたかい空気の中での観劇となった。
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                  | 劇評 | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  三一路倉庫劇場 ミュージカル「 結婚」__長谷川 明(ハンダラ)
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                     韓国でロングランが続いている傑作ミュージカルと聞いていたが、その理由が納得できる作品である。シナリオは、現代韓国が抱える表層主義、IMFによる韓国経済介入以降、益々拡大した貧富の格差、その結果の拝金主義的傾向や玉の輿に乗る為なら美容整形、脂肪吸引など何でもござれの美人指向など現在韓国の抱える現実の問題をキチンと押さえ、パロディー化してからかいながらも決して人間を人間として見る視点を失わぬ劇作家の、極めて優れたシナリオに、無駄の一切ない舞台美術と、合理的で応用力に富む、様々な仕掛け、執事・マネージャー役の年輪を感じさせる燻銀のような演技に呼応する主人公カップルを演じた、男優、女優の高い技術、演出家自身による楽器の生演奏も粋で技術的に非常に高いものであった。
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                    | 劇評 | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    劇団青羽「そうじゃないのに」__明 成俊
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                       この作品は、コミュニケーションの不在や個が他の存在から受ける抑圧を描いたものか、それとも、見たいことしか見ない人間たちを描いたものか――考えた。
                      おそらく作の李美麗、演出の金洸甫は前者を想定し、現代社会の問題も示唆しようとしたのであろうと思いながら、私はしかし、後者について考えてしまった。
                      ある日、動物園から象が逃げ出し、象の訓練士が象を放った嫌疑で警察で取り調べを受ける。精神科医は訓練士を自分なりに分析し、刑事は訓練士に自白させようと説得。訓練士の母は彼のこれまでから彼女なりに彼の行動を理解しようとしている。訓練士を巡って皆が自分が見たいことしか見ずに彼を判断しようとしていたから、だ。
                      演劇、そのものだった。
                      劇団青羽の`そうじゃないのに`を観て劇場から出た時、思い浮かんだ一言である。
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                      | 劇評 | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |